自分だけのスペース・・・なんだか心地よい場所・・・それが「茶室ZerO」
自宅に茶室?
茶室とは、茶道を習うときに使う部屋です。
「茶室ZerO」は、新しく茶道を始めた人たちが「自宅に茶室があったらいいな」という声をもとに作られたものです。なぜなら、彼らはお稽古に通っているうちに「茶室」にいると「何だか心地よい」ということを知ることになったからです。
どんな人に使って欲しい?
コロナ禍やリモートワークを余儀なくされている方、
ご自分の心身の癒しを大切にされている方、
仕事のパーフォーマンスをあげたい方
瞑想や座禅に興味のある方
茶道は敷居が高い?
「茶道」というと敷居が高く堅苦しいイメージがあると思います。
それは、「茶道」には特別な人たちが行い、正座や着物を始めとする決まり事が多くめんどくさいというイメージがあるからです。
茶道が大流行した時代をさかのぼってみましょう。
「戦国時代に茶道が流行した理由」
(ビジネスツールとして)
かつて千利休が活躍した戦国時代に時の天下人や戦国武将がこぞって茶の湯を嗜みました。
当時の戦国武将たちにとって、茶の湯が共通の「一般教養」であり「ステータスシンボル」だったということ。
茶の湯の作法に通じ、茶道具の目利きができることは、富と権力を持つ一流の武将である証でした。
茶室での語らいが、戦略や政策に直結することもあったでしょう。茶室は、社交の場、密談の場としても機能していたのです。
(癒しの空間として)
利休は「にじり口」という小さな入口を設けて、刀を外に置かなければ入ることが出来ない安全で平和な場所としました。おかげでその小さな茶室は、膝と膝を交えて素の自分となり本音で語り合える神聖な場所となりました。利休に至っては「今日の味方が明日の敵になるかもしれない事を見抜く力」を備えていたとも言われています。
文字通り明日をも知れぬ命を生きていた彼らにとって、刀を持つことが許されない茶室は、唯一命の心配をせず、心安らげる場所であったということ。
現代の私たちも、仕事中、気分を切り替えたいときに一服することがありますが、常に神経を張りつめ、極度の緊張状態で生きていた戦国武将たちが、どれほど切実に「気分転換」を必要としたか、おそらく現代人の比ではなかったでしょう。
だからこそ、自分の「茶室」を持って自身を癒すことが出来れば、仕事のパーフォーマンスも上がり周囲の人間関係もスムーズになり人生が楽しくなります
また、時が下って近現代の名だたる経営者たちも、ビジネスツールとして茶道を取り入れていたと言われています。
なぜ茶道が癒しになるの?
茶道には、陶芸、竹芸、漆芸、書、花、和菓子、茶、懐石、畳、建築に至るまで様々な一流の伝統工芸の技(わざ)が取り入れられています。
それら本物の波動が茶室の中で渦巻き、茶室の中にいる人の琴線に触れるのです。
茶室の中には連綿と伝え守られてきた日本文化の神髄が込められ私たちのDNAを揺さぶる・・・ゆえに茶室が人を癒し高めるのです
茶室ZerOというネーミングは、最後のOのところを円相(禅で言う書画のこと)にしました。
「円相」は、悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされていますが、見る人に任されているとも言われています。また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられることもあります。
さらに、「にじり口」をくぐって中に入るという行為と天井まで囲まれているということによる「結界」によって、「茶室Zer0」は特別な空間になるのです。
だから、「茶室ZerO」に入ると癒されるのです。
自分だけの空間として単に「瞑想の部屋」ではなくあえて「茶室」にこだわった理由
茶室には、一椀の抹茶を点てるための道具ばかりでなく、無意識に設えられた構成要素があります。それを意識的に取り入れたのが「茶室ZerO」です。
「畳」・・・茶室に欠かせない要素でい草の香りや感触は人の心に深く刺激を与えます。
かつては当たり前にあった畳を今一度生活に取り入れてみましょう。
「茶室ZerO」の畳は、昨年末に公開された映画007の最後のシーンやパリコレでH&Mのランウェイにも取り入れられ、広く世界に発信している森田畳店が手掛けてくれました。
「軸」・・・茶道は禅と共に入ってきたので、床の間の軸に禅語を取り入れました。
「茶室ZerO」は、まさに禅の無を形にした円相が取り入れられているため、
「本来無一物」心をととのえるエネルギーを込めていただきました。
広島の西光禅寺(臨済宗妙心寺派)の檀上宗謙氏(建仁寺での修行の経験がある)に揮毫していただきました。
壇上氏は、自らアメリカのサンターバラやオランダのバイデンにいらっしゃるお仲間と「禅、マインドフルネス」の取り組みをされており「茶室ZerO」にも共感を寄せてくださっています。
「香」、、、茶室で炭をおこすときにお香を焚きます。お香も茶道にとっては欠かせない要素のひとつです。もともと、海外にも発信したいと考えておりましたので、火を燃やすお香は適していないと思いました。
そこで「あめつち」というブランドの「さざれ香」に出会います。
淡路島(日本書紀に記されている日本で最初に出来た島)の五色のさざれ石を使い塗香(ずこう)を振りかけて使うものにしました。古来使われていた香原料だけでなく、現代の日本人や海外の方にもなじみやすいよう、香原料に植物やアロマオイルをブランドしたオリジナルのものを使っています。地に足をつけ、深く呼吸できる(グランディングできる)ような香りにしたいと考えて処方されています。部屋が狭いので少しの量で長い時間お楽しみいただけます。
「茶室ZerO」の最大の特徴は「にじり口」にあり
「にじり口」って何?
「にじり口」というのは、縦x横が80㎝Ⅹ80㎝という小さな入口のことです。あえて入口が小さく設えられているので、頭を下げなければ中に入ることができません。
「にじり口」を実現するには、複数の段ボール会社から頭を痛めたうえに断られたものを福井の増田紙器の増田氏が開発してくれました。
「にじり口」は千利休が考案し、茶室に帯刀して入ることを禁じ、茶室が平和で安全な場所であることの象徴としました。
にじり口をぐぐって入室すれば、日常の肩書や殻を取り払うという行為につながります
・・・「茶室ZerO」の中に入れば自ずと素の自分になれるということです
また、天井は、越前和紙を使っているため、ほんのりと明かりが入り込んで優しい室内を演出いたします。
また、周囲が囲まれているため、瞑想の状態になりやすいという効果もあります。
「茶室ZerO」の使い方
・茶室としてお茶を飲む
・瞑想(ただ静かな時を過ごす)
得られる効果
・豊かで楽しい時間
・心身のリフレッシュ
・仕事・学習効率があがる
・新しい物を生み出す(エジソンもトイレで発明したとか・・・)
・迷いがあるとき選択に迫られたとき・・・必要かつ正しい選択ができる
・発想力・ひらめき力が鍛えられる
・オンオフの切り替え
・相手を思いやる ゆとりのある広い心
・強靭でしなやかな心
・人の心を読む(空気感・言葉の行間)
これらの効果が、日常の人間関係の向上とビジネスでの向上に生きてきます。
岡倉天心「茶の本」から
茶道は、日常生活のむさくるしい諸事実の中にある美を崇拝することを根底とする儀式である。それは純粋と調和を、人が互いに思い遣りを抱くことの不思議さを、社会秩序のロマンティシズムを、諄々と心に刻みつける。それは本質的に不完全なものの崇拝であり、われわれが知っている人生ということの不可能なものの中に、何か可能なものをなし遂げるようとする繊細な企てである。
茶の哲学は、世間で普通に言われている、単なる審美主義ではない。それは倫理と宗教に結びついて、人間と自然に関するわれわれの全見解を表現しているからである。
日常「茶室ZerO」で過ごす時間を取り入れることによって、自身のリセットが毎日行われ、強靭な心をはぐくむことができます。また、物事を柔軟に考えることができるような、しなやかな心がととのいます。心身の癒しとともに仕事のパーフォーマンスがどんどんあがり、人間関係も円滑になり毎日が楽しくなります。
茶室ZerO
- サイズ
梱包サイズ:23x85x154
組み立て後サイズ:160x120x150
- 重量:38kg
- 段ボール壁4枚、畳2枚、越前和紙1枚、軸、短冊、さざれ石、組み立て小物一式